時は5月25日、もう2月の有明アリーナ公演がはるか昔のように思えてしまうほど、
時が経つのは早いもので。
2月はまだ寒い時期で、前回5月の暑い初夏の天候など嘘のような気候だった。
【有明ライブ参戦服についての想い入れ】*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
この有明公演、私は長年ずっと憧れていたゴスロリ服を着てPIERROTライブに参戦する、と2024年年末に決めていたから、ライブ服の準備はばっちりだった。そういう意味でも、いい思い出になるイベントとなった。
20年前の時を遡ると2000年台、当時10代の私は当然ながらバイトもできる年でなく、親にねだって買ってもらう毎月の月刊誌KERA!をよみ、一年に数回だけちょっとお高めの欲しい服を地元の都会で(笑)買ってもらうこと以外、機会がなかった。
PIERROTライブに初めて参戦が決まったのは2005年のDIC VII、当時はALGONQUINS大好き人間だったので、親にねだってこの日の服は買ってもらった。
ただ初めてのPIERROTライブ会場で見た、全身真っ黒に身を包んだゴスロリ服を着たお姉さん達に猛烈に憧れたものだった。
私もいつかのライブでこんな格好したいなぁとおもっていたら、2006年の解散で夢破れたり。それ以降は、Tシャツにジーンズ👖メインのRockライブに通うようになっていたので、自然と黒い服やゴスロリ服を着たいと思わなくなった自分がいた。
時は戻って2025年、10代のころ実現していなかった「いつかやってみたい」を実現するのに現在30代半ば、いいのか…?と内心思いながらも、いや、やらないで死ぬ人生より、やって死ぬ人生にしよう!ということと、誰も気にしないよ、という思いを心に暗示をかけて、2024年年末、旅先のアトリエピエロ大阪店で感じのいい店員さんのアドバイスのもと、モワティエのゴシックなブラウスとスカート、アトリエピエロのパニエとヘッドドレスを購入したのだった。
(アトリエピエロさんでモワティエの取り扱いは無くなったそう)
ミホマツも同時に検討していたが、今回は見送った。でも、次回PIERROTライブでは着用してみたいブランドの服である。
いままでこういう服を買うまでちゃんとは気がつかなかったのだが、
こういった服は、服以外にも、靴やバッグ、タイツに髪色髪型、ネイルにメイク、小物、全てにおいて、世界に入り込む必要があるんだな、と感じた。
どこか1つでも手を抜くと、一気に世界観に歪みが生じるんだな、と。
そのため、普段からゴシック・ロリータを愛する皆様には心からの敬意を表したい。
これはコスプレイヤーさんも同じく、心から尊敬する。
本当にすごい。
最近では、ブランド物とお手軽価格物の論争が巻き起こっていたが、
私個人的には、値段よりも全身で世界観を作っているのならば、その努力がすごい、と思うのだ。
そんな努力の塊を身にまとった皆様にお会いできるPIERROTライブは私にとっていまだに特別な場であり、勉強の場である。
また次の機会があり暑くない時期であるならば、是非またゴス系(ロリ要素はいれるか検討中)でいきたいと心に誓っている。
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【1日目】
話は逸れたが、PIERROT10年ぶりのワンマンライブ。
2024年10月ジナスライブ2日目に突如として発表された、この2デイズライブ。
何が何でも全力で参戦してやる!と心に決めていた。
私は現在ドイツ在住の人間なので、普通は戸惑ってもいいくらいのはずなのに、この有明公演に関してはジナス発表日に即断していて、ドイツに戻ったら家族を説得する固い決意を胸にしていた。
幸いにも家族の理解と協力を得られ、問題なくすぐに行動に移すことができた。
数か月分の給与は飛行機代とチケット代に消えていったが、そんなの問題なかった。
有明アリーナでは、1日目は友人達とA席、2日目はアルルS席が当選したので、異なる視点からPIERROTライブを堪能できた。
有明アリーナの会場は、ライブ会場とは別に別ホールでメンバーのジナス2024の衣装展示とグッズ販売ブース、フォトスポットが用意されていて、お祭り気分が半端なかった。
Dictators Circusの会場の盛り上がりと同じようなものを感じて、その場にいられることが最高に幸せだった。
1日目 特に印象的だった曲・場面のみ抜粋
FINALE始まりは鳥肌物のイントロから。火柱があがっていたよね?(もう記憶曖昧)
その後4曲目に、キリトのツイート通り「自●の理由(わけ・最近自分の中で読み方訂正した)」、なんせ人生で1回しか見たことないから周りのラーさんの動きを真似!
これが楽しい(笑)
まだまだ自分はひよっこだーと思いながらも、学ばせてもらえる喜び!右にぐるぐる、左にぐるぐるね!→5月に存分に復習できた!
ドラキュラはイントロが流れると、ニヤァな笑いをしてしまうノリに。
意気揚々と振り上げる十字架、この胸に突き刺し、幕を降ろしつつ、ヘドバンが楽しい。
満月に照らされた最後の言葉、が演奏されるときの高揚感はベスト10に入る。
なんせ道化師が指さす方向を一斉に皆でさすし、メンコできるし、「じゅん、じゅん!」で唯一間違えず推しを叫べるから(笑)
この時はご丁寧に照明さんがコールの順番を照明でも教えてくださる親切心。めっちゃよかった!
トリカゴ、は潤FCの月1生配信ギター解説でいかに潤パートが色々忙しく大変かを身をもって知ったので、ずっと潤の演奏パートに集中して耳をそばだてていた。
かっこよかった。
と思ったら、その後にPURPLE SKY!懐かしすぎた。20年ぶりに聴けた。名曲。
しっとり落ち着いた雰囲気に…と思いきや、潤お立ち台へ→自主規制へ⚡
休む間を少ししか与えてくれない令和のPIERROT、最高!
畳みかけるように、MAD SKYにCREATUREで本編終了だった。
アンコール明けは、深い眠りが覚めたら→PIECES という流れで、ここ近年のセトリによく登場するこれらの曲がいかにキリト的に大事な想いを込めた曲か、ということを感じさせられる。
SEPIAもずっと解散後から演奏されるが、前も書いたようにもう悲しい曲なんかじゃなくなったのは、本当にすごい奇跡。
2006年の自分に教えてあげたい。
大好きな蜘蛛の意図では、最近のマイルールで絶対に間奏部分は潤とTAKEOの様子を、ヘドバンせずに観察する、と決めている。
ラストはHUMAN GATE。
上から見ると、明らかに銀テープの放出範囲が今回は狭いなぁと感じた思い出(笑)
アルルSSのみじゃね?と思ったような。
ライブはあっという間に終了。でも明日もあるし!ということで参戦した友人たちと打ち上げ名目のご飯会へ。
今までライブ後は基本的に直帰組だったので、今回仲間たちとライブの感想を高い熱量で話せ最高だった。ありがとう!
そういえば、今だから書けるがこの日の中盤のMCで突如発表された5月のKアリーナ2デイズ。この時の私は正直、Kアリーナ参戦はもう無理だ、とあきらめていた。
なので、歓喜で湧いている周囲を横目に正直気持ちはどんよりしていた。
だが諦めの悪さが強み?の自分、その後Kアリーナに行くことになろうとは。いまでもすごいことしたなぁという気持ちでいっぱいである。
結論、決意してよかった。
【2日目】
前回のジナスで偶然隣になり、意気投合してお友達になったピエラー友人とこの日は大半の時間を楽しく開演ちょっと前まで過ごせたことがよかった。ありがとう!
この日はアルルS席ぼっち参戦。一体全体、どこの席で、しかもぼっちで、どうしよう…とものすごく緊張していた。
前日の発券時に、どうやら潤側下手だ、ということが判明して、きゃーーー!となっていた。さらによく見ると前から5列目。ち、ちかそう。。。
席に着くなり、席番号の書かれた紙を見て実感。
あ、席番が潤の誕生日番号【5列4番】だ!と。個人的に大快挙であった。
めちゃくちゃステージが近かったので、始まったらどうなっちゃうんだろう、とドキドキ。
両隣さんはどんな人だろうか、ともドキドキしていると左隣には優しそうな女性。
右隣には、男性が座られた。
左隣のお姉さんもお一人参戦のようだったので、緊張から誰かと話さないと無理!と思い、お声がけさせていただき、どこからいらしたか、など世間話などさせていただいた。
ついでにこの日のために数枚用意した、ピエラーとしての初名刺もお渡しさせていただき、そのお陰で後日、Xで繋がることができた。
照明が暗くなり、メンバーの登場を待つと、この日は巨大シャンデリアみたいな昇降式大スクリーン下に準備したメンバーがHEAVENのイントロと共に、スクリーンが上ることで登場し、感動した。
華やかな登場シーンだった。
私はジャーであり、キリターであるが、最近ジャー強火なので、今回の神席に感謝して、この日はほぼ潤ばかり見ていた。
潤が上手に行くときだけ、下手に来てくれるメンバーをしっかり目に焼き付けた。
あと、真っ赤な花を歌う真っ赤なコートに身を包んだキリトから目が離せず、そこは大体キリトを見ていたと思う。
映像円盤が出たら全員しっかり見るから!という思いを胸に。
この日の驚きは、セルロイドが4曲目に来たこと。この曲も20年ぶり演奏で、1度しか見たことないから、もう振りなんかまったく分からない。(笑)
間奏で1回だけキリトが両腕を振る動きが好きだった。
→これもKアリで復習できた!
セルロイドという曲は、PIERROTがPIERROTである代表曲だよなぁという位、すごくいい意味で異質な曲で、大好きだ。改めて大好きになった。
その後の曲は、順番は違えど1日目と同じ曲も多かったが、
真っ赤な花のアカペラから始まる部分、そして真っ赤なコートのキリト、ダンサブルに舞うキリトが素敵すぎて、見惚れていた。名曲…
この日も、満月に~をやってくれたのは嬉しい意外性だった。
この日の本編ラストは、蜘蛛。しっかり暴れた。
実は本編終了後、即トイレに向かったのだがいつも通りの込み具合で、なんとアンコ明けのANSWERが始まったくらいに会場に戻ってしまったのは大反省。
曲中にお邪魔してしまった左隣の3名様、本当に申し訳ありませんでした。
→この反省はKアリに生かされた
HILLの演奏時に上から降った雪が綺麗だったが、これまた雪の降る範囲がどう見てもアルルSS部分のみで、ちょっと寂しかった(笑)
多分ステージの関係上だとおもう。Kアリはもっと広く演出されてたから。
ATENAは幸せ気分で踊り狂い、HUMANで銀テ放出!
今日はきっと前にいるし、絶対銀テGETできるぞ!と思っていたら、先に書いた通り予想外に放出範囲が狭すぎて、初動はGETできなかった。
が、しかし!心優しいラー達の気配り&右隣の男性がどうぞ、と譲ってくれたおかげで、欲しがっていた私たち左から4人全員に銀テが終演後、無事行き届いたのは、感動ものだった。
席を去る際に、左隣のお姉さんには、我が名刺を御渡し。
右隣のお兄さんには、銀テを譲っていただいた最大限のお礼をして、神席を立ち去ったのであった。
そういえば、この日の終演アナウンスがかかったとき、Wアンコの声があがった。
そういえば、PIERROTはWアンコあったよなぁと思いながらずっと声を上げていると、女性の声から、男性の声に変わり「また5月にお会いしましょう」という声の後、周囲のラー達が「潤が言うなら、仕方ないか。」と言っていて、
”え!今の潤だった?!わ~聞き逃したよ~”と思っていた。
※後日、潤本人からFC配信で「俺じゃないです。(笑)」という説明と、
さらにご丁寧に本人からXで「影アナの声は潤だったのではないかという話がありましたが、俺じゃありません。後日スタッフに確認したところ、イケボのスタッフさんだったことがわかりました。」との説明まであり、ピエラーの間でちょっとした騒ぎだった(笑)
こういうのいいよね、うん。
ライブだなぁって。こういうの全部ありきで、ライブなんだよね。最高でした。