とある日本人女の体験 in ドイツ🇩🇪⇄🇯🇵

取り敢えずのところは、自分の記録用🍀

2023.11/19-11/26 ドイツで仕事探し②&ドイツで働く人のマインド

お久しぶりのこのタイトル構成!この前自分のツイートで、「完璧を目指さなくていいんだ(ブログについて)」ということで、

 

https://x.com/yukkeco555/status/1727996630287188136?s=20

 

気楽にちょびっとでも、主に自分の記録用に書き続けたいと思ったので書きます。

(結果、書きたいこと綴ったら長くなった!)

 

たまたま今週末はゆっくり時間がとれたのもよかった点。

 

さてまた仕事をそこまで焦らずながら、それでも段々と減っていくお金の残高を見ながら内心焦りながら、探すことに努力していなかった今週、なんと嬉しい求人のご案内が幾つか入りました。

 

現在は今年の前期と違い犬を飼っているため、フルタイムではなくパートタイムの仕事を探すことにした私。

探すといっても、日系企業のパートです。

いきなり現地のお店の店員などになるのも、ありかとは思ったんですが興味あるお店の求人内容には運転必須だったりして、いったん難しいかぁと思ったりして。

 

あとワーホリで分かったことですが、日本食レストランのウェイターは私には不向きという事がわかりました(笑)

カウンターで渡す系のカフェやフードコート系の店員ならまだできますが。

なので、ドイツにある日本人向け求人の大部分を占める「飲食店の店員」は今のところ、ほとんど視野に入れてません。

 

オフィス勤務 日系企業のパートタイム求人は、ただでさえ絶対数の少ないフルタイム求人のさらに半分くらいの量になる体感です。

 

ですが運よく今週は複数の求人のご提案を転職エージェントさんからもらいました。

新規求人の案内は、1か月ぶりくらいです。

さぁどうなるか、これはちょっと先の自分がここに結論を書いているんだろうな。

 

 

話はちょっと変わりますが、

週末に元職場のドイツ人の元同僚兼友人と話をし、やっぱり「働く」に対しての感覚が違うなぁーと思ったこと。

 

大前提として、前の職場は〈ホームオフィスは基本無し〉の会社でした。

例外はもちろんありますが、ホームオフィスをするために上司の承認が毎回必要な会社です。

自分で選択できるホームオフィスでは、正直ありません。

 

そんな状況で働いている元同僚ですが、なにやら不満が募っているようでした。

全体的にホームオフィスを自由にできないその体制が大きな原因です。

ただ、それに対してのこの人(元同僚)の対応が、ドイツ式だなぁと思いました。

 

それは・・・

時には嘘をついて、もしくは病気(軽症)で、ホームオフィスをする戦法!

しかもそれをやっているのは、その子だけではありません。

他のホームオフィスをしたい子たちは、同じように人事にそう言ってホームオフィス希望を出しているそうです。

 

嘘とは、どんなものか。

例えば、在宅しなければならない家の定期点検業者がくるから、などです。(水道・ガス・電気点検ほか)

 

昨日の私は、働いていた会社の体制を知っているので「そりゃ、そうやりたくなるよな~」と何も疑問を抱かずに聞いていました。

抑圧されればされるほど、そうしたくなる気持ち、わかるよと。

 

が、一日寝て起きた今日の自分は、振り返ってみると”さすが!”と思ったわけです。

これは、何も”ドイツ人だから”というわけでもありません。

 

というのも、こちらで知り合いドイツにもう10年程会社員生活をしている

日本人のお友達も、似たようなことをよくしている、と言っていました!

 

つまり、ドイツにいればそういう人たちも普通にいる、ということです。

人種関係なくです!!!

 

日本人のお友達に関しては、過去にドイツの日系企業で頑張って働きすぎて、

さらにその”頑張り”を期待され、さらに仕事を押し付けられ、一度ワーカーホリックになり、疲れ果ててしまい、長期で病休をしたそうです。

 

そんな経験を経て、その人は「この国で頑張りすぎなくていいんだ・・・」と悟ったそうです。

 

海外の日系企業とはいっても、大体の日系企業は日本人が社長/代表なので、

考え方・求める働き方も”日本式”のところが多いかと思います。

よほど、人事などに日本人以外の方が介入していなければ。

 

そんな中で、企業が立地しているのはドイツなわけであり、法律ではドイツの「労働法」が適応されます。

もちろん、働く人たちは日本の働き方なんて知ったことが無い人たちだって沢山いるはずです。

 

私の印象からして、ドイツに住む人たちは「自分の権利」をすごく重視している人が多い印象です。

なので、会社が”A”と言ったとしても”A”とは言われたけど、私だって”B”になりたいときもあるんだ!と思えば、遠慮なく”B”を実行することもあると思うんです。

 

抽象的で申し訳ないです。

 

 

もっと具体的に言うと、例えば「病欠」の扱い。

 

ドイツでは病気になった労働者は、有給休暇を取得しなくても「病休」をもらえます。

 

そこで日本人的マインドでいくと

”病気でも早く復帰して仕事をしないとみんなに迷惑をかける。/お客様に申し訳ない”

という人が多いのではないでしょうか?

 

ですが、こちらでは「病気は病気、完全に治るまで医者の診断書の許す限り、休む」という文化です。

 

しかも医者も、医者に差はあるかもしれないですが、労働者側に寄った判断が場合が多い気がします。

”いつまで休みが必要かな?”と聞いてくれたり、

”もっと休みたかったらまたおいでね、診断書を書いてあげるから”と言ってくれるそうです。(友人の医者談)

 

そうやって病気やケガであることが人道的に(笑)許される社会であるがゆえに、もちろん しわ寄せはどこにでもあります。

 

例えばサービスを行使する消費者や取引先相手、同僚。

担当のAは只今病欠なので、あなたの件は対応不可能です。

Aが戻りましたら、また連絡します。

と言われることもありますし、代わりに対応してくれたAの同僚Bが

「私はAの代わりで聞いているのでこの件は分かりかねます。Aが戻ったら、連絡させます」、と結局解決されないことは普通なのです。

同僚B的には”あ~Aの件、私がやらないといけないか~”ではありますが、

先の回答「私はAの代わりで聞いているのでこの件は分かりかねます。Aが戻ったら、連絡させます」でも、それなりの理解を得られることがあるそうです。

 

だって”担当が不在だからどうにもならない”という一つの理由になります(笑)

 

もちろん、しっかりと対応してくれる企業もあります。

そんな企業だけだったら、社会が崩壊しちゃうので。

 

書いてて思い出しました!

ある日の週末なんて、ドイツのJR的な大企業の鉄道会社が「人手不足のため本日の電車の運行は1/3の運行に減らします」的な事をといきなり言われたこともありましたね!

大企業でも、やるときは普通にやってくれます(笑)

 

ご覧の通り、無理なものは無理と普通に言われることもザラです。

 

 

これら話を思い出して、何が言いたかったかというと、

次からは「頑張りすぎなくていいんだろう」と思ったんですよね。

 

 

性格上、手を抜くのがすごく苦手な自分ですが(不要な完璧主義者・こだわりがつよい・ただ自分にとってどうでもいいことに関しては結構雑なタイプ)、

こういうマインドを真似していかないと逆に自滅してつぶれてしまいそうなこの世界(ドイツ)。

 

一度会社で頑張りすぎた友人も、また立ち直って職場に復帰したとのことですのですごすぎます。

”申し訳ない / 面目ない”という言葉は、不要なんだろうなぁと思いました。

 

これは、決してそう思わなくていいというわけではなくって

不必要に他人に対して”申し訳ない / 面目ない”と思わなくていい、ということを意味して今書いています。

 

その土地の働き方や人々のマインドをコピーするつもりで、今度は働けたらいいなと思います。

 

昔の職場の中には、自分の足りなさを恥じて、力不足で申し訳ないなんて思って試用期間内に辞めた会社もありました。

 

でも話を聞いてもらった何人かの人生経験豊富な人達から共通して言われたのは、

「でもね●●さん、会社から「あんたクビね」とさえ言われなければ、その働きぶりで基本はよかったはずじゃない?」と言われました。

つまり、わたしは自分が自分にかけたプレッシャーや期待に負けて、退職を決意した部分も過去に大いにありました。

 

クビにさえならなければ、今の自分でいいんだ!というくらいの心持ちでいきたいとおもいます。

 

”自分は自分の思う通りに働けていない、会社に貢献できていない”

そんなことを言っているとどの会社でも退職しなければいけなくなりそうなので

(特に外国だと言語の面で)、

次からはもっと自己肯定感をもって、自分の権利を意識して、多少わがままに働いてみようと思います。

 

※ただし、ドイツの会社の試用期間外でね!

ドイツの試用期間は6か月が普通です。半年は多少は頑張らねばですね🔥

ドイツの企業は、ドライに結構さくっと試用期間中に雇用者を見限ることも多い、と聞いています。

 

 

こんなことを思ったので、こちらの友人たちの話を引用しました。

 

ありがとう、友人たちよ。参考にしようと思うよ。

 

ちなみにドイツで一度働いたことがある人達が口をそろえていう共通点があります。

「もう日本の働き方はできない」と。笑

 

その意味の中には「有給休暇」の付与が年間約30日ある背景もきっとあるでしょうけれど、さきの社会のバックグラウンドもあるから、と思います。

 

 

また働けることになったら、この日記を思い返して読めますように🌟